ゴジラは世界に誇れる日本映画だ。大人こそ観るべき庵野秀明監督の『シンゴジラ』がついに公開!

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邦画は見ないのだが、幼いころから『ゴジラ』だけは別でした
何を考えているのかわからない目、予測不能な動き、人間の敵なのか?目的は何なのか?

高層ビルを通り過ぎるゴジラ、窓からギロッと覗き込むシーンは夢にまで出るほど怖かった!
そしてあの音楽「ダダダン、ダダダン~」が、迫りくる恐怖をさらに煽るのです。

 

 

ゴジラのコレだけは知っておこう

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ゴジラ誕生はいつ?

第1作目の公開は1954年11月3日。観客動員数が961万人62年前の話です。
戦後復興、高度成長期前の時代でモノクロ映画です。

『シンゴジラ』の前作『ゴジラFINAL WARS』が100万人ですから凄い数ですよね。
ちなみに1962年『キングコング対ゴジラ』の1255万人がシリーズ最高数です。

さて『シンゴジラ』、今後の動員数が楽しみですね

 

名前の由来とこだわり

強そうな「ゴリラ」と、でっかい「クジラ」を合わせて「ゴジラ」になったそうです。
ストーリー上の由来は、大戸島(架空)の海神「呉爾羅」から名付けられたという設定。

海外にも大きな影響を与えているゴジラは、ご存知の通りハリウッドでも製作されています。
2014年公開『GODZILLA』 その発音は「ガッズィラ」。神=GODが入っています。
『シンゴジラ』で石原さとみが演じる米国大統領特使カヨコも、はじめは「ガッズィラ」と言ってました。やはり違和感が半端ないです。笑

ハリウッド版『GODZILLA』は世界60か国以上で上映されて、興行収益は450億の大ヒット作です。
天下のハリウッドの力で、「ゴジラ」を「ガッズィラ」と広めてくれたのですね。。。
そこに出演していた渡辺謙さんも名前にはこだわったそうです。
「ゴジラ」と発音することだけは、日本人として絶対に譲らないと監督に拒否!
押し通し切った世界の謙さん。大好きです。

『ゴジラ』への並々ならぬ想いをもった人達によって、最高の映画が作られていくのですね。

 

時代背景を知ると映画のメッセージがわかる

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『ゴジラ』が誕生した同年1954年3月アメリカの水爆実験が行われました。
危険海域外にいたにも関わらず、日本の漁船「第五福竜丸」に放射性物質の「死の灰」が降り注ぎました。
船員23名が被爆するという惨事。戦争は終わったのに「核の脅威」は残り続けました。

戦後復興への不安、核への恐れと怒り、諸外国に強く出れない憤り・・・
『ゴジラ』はそんな日本の時代背景日本人の思いを背負って生まれたのです。

古代恐竜が度重なる水爆実験によって突然変異をおこして巨大化。
「破壊神」として荒ぶる神が暴れだします。ここからゴジラが始まります。


ゴジラはただの怪獣ではありません。

人間が作り上げた終わりの見えない「脅威・怒り」象徴と言えるでしょう。

 

こんなゴジラを待っていた!風刺の効いた『シン・ゴジラ』

『シンゴジラ』はシリーズ第29作目となり、前回から約12年ぶりの公開です。
ゴジラは長い歴史の中でシリーズ分けされてますが、いつからか関心が薄れていきました。
人間の味方的になったり、別の怪獣と闘ったり、キャラも内容も迷走してる感がありました。
良い悪いではなく、ただの娯楽映画になってるようで正直物足りなさを感じていました。

 原点に戻った? 「新」「真」「神」の意味は?

現実(ニッポン) 対 虚構(ゴジラ)
公式サイト キャッチコピー

『シン・ゴジラ』で描かれる「現実」は超リアルです。
おかしな言い回しですが、今やいつ起こってもおかしくない「想定外の状況」にどう向き合えるのか?
日本(人)の現実
を、おもしろいくらい辛辣に観れます。
公開して大丈夫?と、ちょっと思ったほど。笑

監督庵野秀明。エヴァンゲリオンの作者ですね。
率直に『ゴジラ』と特撮映画への敬意を感じました。
オープニングとエンディングの題名表記のこだわり(古さ)がナイス!
アレンジはあれども懐かしさがこみ上げる当時のサウンド。
最初に出てくる怪獣(ゴジラの進化前)のチープさ!人形感まるだしでB級さが漂う。
しかし、オールCG撮影です。
ゴジラの中に入って演じているのは、野村萬斎。わかんねえよ。笑
特撮といえば着ぐるみだ!と期待する方にはCGは残念でしょう

CGですがなにか?
特撮は限りある技術で作り上げるしかなかった時代の方法です。その時代の監督が今製作できるとしたら、最新の技術を駆使するでしょう。
着ぐるみであるからこそ、ぞくっとくる「恐怖心」はあります。特撮への愛着は昭和なわたしですから十分にあります。
しかし、今は1954年ではない。私たちは2016年の「新」時代を生きています
次の時代に「CGこそゴジラだよな!」って言われる作品を作るのも面白いでしょう。

先に述べたように「ゴジラ」はただの怪獣映画ではありません。特撮だろうがCGだろうが、日本人にしか作り出せない「現実(ニッポン)」ゴジラに投影して、観客にまざまざと見せつけられるかどうかだと思うのです。

「新」:新しい時代の現実(脅威)に向き合う

「真」:『ゴジラ』の真の意味に立ち戻る

「神」:神(自然)を恐れ敬い共存して生きてきた日本人の精神

「シン」というタイトルにはこのような意味があるのではないか?
庵野監督の特撮ゴジラへのオマージュは『シン・ゴジラ』にしっかりと感じ取れます。

 

あなたの国では誰が決めるの?

「有事」の際に、日本政府と国民は自分たちを守ることが出来るのか?
『シン・ゴジラ』ではリアルな今の日本の答えが映し出されています。

何か起こっても他人事のような国民。
誰かががなんとかしてくれるだろうという感覚で相変わらずSNSに夢中。
足元まで危機が来てやっと「やばい」と本気で思う。

「有事」を楽観視しがちな政府。
縦社会の割に指揮系統が複雑で、何をするにもあちらこちらの上のご判断・決済がないと動けない
前例がないと会議会議ばかりで大事なことが進まないし、決まらまい
そこに見栄とプライドと権力抗争、責任転嫁が渦巻く。
そうこうしている間に被害は拡大して守るべき人命が失われていくのだ。

ようやく動き出すも自衛隊には歯が立たない、破壊神ゴジラ。
放射能を発することがわかると、アメリカを通して国連が動き出す
ゴジラがいる首都東京に再び核爆弾を投下することが決まる。
もう原爆の悲劇は繰り返したくない!別の案を模索しているうちに、他国で判断が下されるのだ。
その一連のスピードの速さといったらない。

アメリカでは大統領に決定権があるからすぐに行動に移せる。
日本にはNOと言うことができない。ただ決まったことにYesという。判子を押す。
どんなに悔しくても・・・

しかし、最後の最後に日本国の意地を見せます。
日本人らしい勤勉さと粘り強さとチームワークで、自国を守るために・・・
事の顛末は、ぜひ劇場でご覧ください!笑

最近は「想定外」と言われる災害が増えています。テロや隣国との緊張状態、核の脅威にもさらされています。
話し合って決めることは勿論大切です。
しかし、一刻をも争うときには全ての権限を持って行使できる存在が必要だと強く感じました。
明確で迅速な指揮系統の整備は急務ではないでしょうか?尊い命を少しでも多く助けるためには。

虚構:実際にはない、フィクションのこと。

『シン・ゴジラ』を観て、ゴジラこそが現実 今の日本が虚構にさえ思えました。

 

ジャパニーズ スピリットがあれば何度でも起ちあがれる

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エンディングロールを観て驚いたのが、キャストの数!328名だそうです。
バラエティに富んでいます!正直見つけられなかった俳優さんもいたほど。

ゴジラの身長はもともと50mでした。
前作で100mまで大きくなったと思ったら、『シン・ゴジラ』は118.5mと最大を記録してます。でかい!!!
荒ぶる神は「眠ったままの日本人の魂」を叩き起こそうとするかのように現れます。
平和を愛し、困ったときは助け合い、何度壊されてもまた起ちあがっては作り上げる強さ。
それらを忘れかけた頃に手加減なしでやってきます。

自然に対し神として畏敬の念を持ち続けてきた日本人は、神の怒りを鎮めるため、時に儀式を行い、時に闘ってきました。

人間が作り出した災害が多い昨今。
自ら作り出したのなら、自らで対処できる叡智を人類は持っています。
その対処法の一つとして『ゴジラ』とうまく共存しなければならない現実を示しているように感じました。
人間がすべてを操作することは驕りであり、また可能にしてはならないから・・・

 

さいごに

 

『ゴジラ』は大人のための映画です。

今回の新作公開にあたって、わたし自身もっと自国の歴史を学ぶ必要があると痛感しました。
それと同時に他国の文化・思想との違いにも。

難しいことを考えずに楽しめる映画は大好きです!
ですが、メッセージ性のある映画も愉しめる大人でありたい。

また『シン・ゴジラ』に出演している石原さとみのキャラがよかったです!
40代で大統領を目指す野心家ユーモアと機転のきく会話のスマートさ、率直な意思表示
祖母の母国(日本)を真剣に想う優しさ、アメリカに戻らず危険な日本に留まる正義感と強さ

こんな女性が日本に増えると、ごちゃごちゃした問題もサクサク解決しそうです。
そして、英会話ができることって素直にかっこいいし、コミュニケーションの手段としてやはり身に着けるべきだと思います(^^)/

大人になったからこそわかる!見どころ満載の『シン・ゴジラ』を、
ぜひ独自の視点で鑑賞してみてください!もちろん、未来を創るキッズたちも映画館へGO!

ABOUTこの記事をかいた人

リリー

棚から牡丹餅が好きな管理人リリーと桜文鳥の、自由で豊かな生活(を目指す)ブログです。 好奇心旺盛(飽き性)で細かいことが苦手なため、雑多なブログですが、ゆる~く愛を込めて記事は書いていきます。何かヒントになれれば嬉しいです(^^)v 「30代~40代働く女性のためのパワフルビューティコーチング」のコーチもしておりますので、ご希望の方はお申込みフォームからお願いします♪